ラーマ軍が攻撃を開始し、無数の猿と熊がランカーのラークシャサたちと激突しました。ラーヴァナは、配下の将軍ジャンプマーリンにハヌマーンとの戦いを命じます。ジャンプマーリンは、巨大な体と牙を持ち、雷鳴のような音を立てて矢を放つ弓を携えていました。ハヌマーンが岩を投げつけると、ジャンプマーリンは矢でそれを粉々に砕きます。巨木を投げても結果は同じでした。しかし、ハヌマーンは傷を負いながらも、巨大な鉄の棒をジャンプマーリンに投げつけ、彼を戦車ごと粉砕しました。
一方、アンガダはインドラジトと戦っていました。インドラジトの戦車を破壊し、御者を殺しますが、インドラジトは姿を消してしまいます。姿を隠したインドラジトは、蛇の矢でラーマとラクシュマナを射抜き、二人は意識を失ってしまいました。指揮官が倒されたと思ったラーマ軍は混乱しますが、スグリーヴァとヴィビーシャナが軍を再編成し、態勢を立て直します。ラーマの乗り物であるガルダ鳥は、魔法を使って二人の王子を救い、傷を癒しました。
ラーマとラクシュマナが回復したと知ると、ラーヴァナは別の将軍ドゥームラークシャに二人の殺害を命じます。ドゥームラークシャは強力な軍勢を率いてラーマ軍と戦いますが、激しい戦闘の末、ハヌマーンに討ち取られました。その後も、ハヌマーンはアカンバナとの戦いで活躍します。両軍ともに数千の戦死者が出る壮絶な戦いの中、ハヌマーンは大木でアカンバナの頭を打ち砕き、勝利しました。
次に、ラーヴァナ軍の司令官プラハスタが新たな軍勢を率いて攻撃を仕掛けてきますが、スグリーヴァ王の顧問官ニーラによって倒されます。
そしてついに、ラーヴァナ自身がインドラジトと共に戦場に姿を現しました。二人はラーマ軍を切り裂くように進撃し、数千の戦士を虐殺します。ラクシュマナが負傷し、戦場から退避すると、ラーマ軍は動揺します。しかし、ラーマはハヌマーンの肩に乗り、空飛ぶラーヴァナの戦車を攻撃し、彼を無力化しました。ラーマは、無力となったラーヴァナを殺さずに、城へ戻るように告げます。敵軍の指揮官に屈辱を与えたラーマを見て、ラーマ軍の士気は大きく高まりました。