ラーヴァナは再び意識を失ったが、我に返ると、自らラーマとの決戦を決意した。最強の戦士たちを率いて、ラーヴァナは敵陣へと突進した。猿軍は撃退されたものの、スグリーヴァが魔神マホーダラを、ラクシュマナがマハーパールシュヴァを討ち果たし、戦況は一変した。ラーマ軍は陣形を立て直し、ラーヴァナは怒りをあらわにした。次々と敵を蹴散らし、ラーマとラクシュマナに挑みかかる。激しい弓戦が繰り広げられた。
王子たちはラーヴァナに矢を連射したが、ラーヴァナも空飛ぶ戦車から矢を射返した。ラーヴァナの機動力に苦戦する中、神々がラーマを助ける。インドラ神が自身の戦車を降ろし、ラーマに与えたのだ。優位に立ったラーマは、ラークシャサたちを次々と射殺し、ラーヴァナにも矢を放った。しかし、ラーヴァナの首は再生し、戦いは膠着状態に陥る。ラーマは何度も首を射落としたが、ラーヴァナは不死身のように再生を繰り返した。ついにラーマは、聖仙アガスティヤから授かったブラフマー神の矢を放ち、ラーヴァナの胸を貫いた。ラーヴァナはついにその生涯を閉じる。